お米(ミルキークイーン・なつほのか)

栽培の流れ

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ミルキークイーン なつほのか 水管理
4月 種まき・育苗 種まき・育苗
5月 代かき・田植え 代かき・田植え 浅水
6月 間断灌水
中干し
7月
8月 出穂 浅水
出穂
落水
9月
稲刈り
(収穫)
稲刈り
(収穫)

4月

苗作りと田んぼの準備をしていきます。4月1日に『ミルキークイーン』と『なつほのか』の種を播き、田植えまでの約1ヶ月間、水やり、ハウス内の換気などの管理を行い、健苗(強い苗)を作ります。
田んぼの準備は、荒掻き、荒代、代かき、と1枚の田んぼを3回耕して田植えに最適な土壌環境を作っていきます。

5月

1ヶ月間育てた苗を田んぼに植え付けていきます。大窪農園ではゴールデンウィークといえば田植えです。
田植え後は、水管理が重要です。
5月の久住の水路の水は触れると手がキンキンに冷たくなるほど水温が低いのが特徴。お米の栽培では、ある程度水温が高いほうが良いので夕方田んぼに水をかけ、朝方に水を止め太陽光の力で田んぼの水を暖めます。この水管理を1ヶ月間続けます。

こだわり

標高650mの高冷地

標高650mの高冷地の環境を生かし栽培しているため、他の地域に比べて1ヶ月早めに田植えをする必要があります。手間をかけてゆっくり育てていますので、風味がいいお米へと育ちます。

水源

標高800mの場所にあるくじゅう山の神湧き水「一番水」を使ってお米を栽培しています。大分県で一番標高が高い源流で、水温が8.5度と大変低く、九州で一番水温が低いとも言われています。雪を含む大量の雨水が、比較的標高が高く地温の低い山ふところに蓄えられて、そこから山麓に下って湧き出ていると思われます。

減農薬

4月も霜が降るくらいの寒い地域であり、水温・気温が低いことからジャンボタニシが代表的である害虫や病害菌が生息できにくい水温となっているため減農薬が可能となっています。あらゆる病気の元となる湿気がこもらない、澄んだ空気に囲まれていることも、農薬を減らすことのできる一つの要因です。

減化学肥料

西日本は和牛の飼育が活発で、大窪農園の周りにも黒毛和牛の飼育を行う農家さんが多くいらっしゃいます。黒毛和牛の餌となる藁を大窪農園から提供しており、その代わりに牛糞を田んぼにまかせていただいております。このようにしてたい肥を使用することでお米に栄養を与えられ、化学肥料を3分の2ほどにまで減らすことができるのです。

梱包

精米した瞬間からお米は空気に触れることで劣化が始まるので、真空包装で発送をしております。味を落とすことなく、またお米の安全が守られた状態でお送りしますので、安心してお召し上がりいただけます。

ミルキークイーンの特徴

もちもちした粘りのある米

ミルキークイーンの誕生は1985年。農水省の「スーパーライス計画」が立案され、スーパーライスとして食味が良く粘りの強いお米の開発を目的として始まりました。
ミルキークイーンは、お米の粘りと硬さのバランスを左右するアミロースの低いお米を目指して開発された、アミロース含有量が低い低アミロース米です。

水分が多いので、冷めてもおいしい

粘りが強く、モチモチふっくらとした食感で、冷めても美味しく食べられます。
味がしっかりしているため、濃い味のおかずにも負けません。

なつほのかの特徴

鹿児島県発祥の新品種

なつほのかは「にこまる」を親として育成された、鹿児島県発祥の高温耐性のある新しい品種です。
大分県では令和4年度にデビューしました。

ふんわり軽やかで優しい食感

ふっくらと炊けるお米で、食感はふんわり軽やかで優しい、歯切れがよく、あっさりした味なので、様々なおかずに合います。
粒が大きいため食感がよく、特に朝食にオススメです。

お米以外の栽培

また、大窪農園はお米以外にアルストロメリア(ユリ)・オリエンタルユリ・原木しいたけも栽培しています。